ディープな裏話
 人間ほど賭け事が好きな動物もいないのではないか。近年パチンコ産業は肥大化を続け、熱中するあまり我が子を置き去りにする親もいたりする。また、日本競馬界の総元締めであるJRAは公益法人の中では唯一と言っていいほどの収益を上げている。それもこれも我々人間の賭け事好きに端を発する出来事であろう。その賭け事好きは現実世界だけにとどまらない。特にDQシリーズはギャンブル系のゲーム内ゲームが充実していることで有名だ。DQ1ではなかったが、2でスロット、この3では格闘場という具合だ。

14.格闘場の怪

 格闘場・・・それはドラクエ2にあった「福引き」という遊びの要素が、さらに進化したものであるといえるだろう。福引きがあくまでも道具を買った時にしかできなかったの対し、格闘場はその気になれば、何時間でも遊ぶことができる。ドラクエシリーズのこういった「遊び」の要素は、このドラクエ3から強くなっていったと言えるかもしれない。
 そのスタイルはきわめて単純だ。中央にある闘技場でモンスター同士が戦い、こちらは勝ち残ると思うモンスターを予想するだけでいい。そして予想したモンスターが本当に勝ち残ったら、最初に設定された倍率で賭け金が戻ってくる。強いモンスターほど倍率は低く、勝ってもその配当金は少なくなる。強いモンスターに賭け、確実に配当金を手にしていくか、それとも倍率の高いモンスターに賭け、一か八かの勝負に出るか・・・それは個人の考え方次第である。しかし、よく見てみるとその強さに対して、ちゃんとした倍率が設定されていないモンスターもいるのだ。こういった、「お得な」モンスターを探して見るというのも面白いかもしれない。
 登場してくるモンスターは基本的に、現在のこちらのパーティのレベルに釣り合う程度以下の強さを持ったものとなっている。ゾーマを倒すことができるレベルになっていても、スライムなど弱小モンスターもしっかり出てくるということだ。また、ごく稀にではあるが、やまたの大蛇など中ボスクラスのものも登場してくる。ボス対ボスというような、「夢の対決」もしっかり実現されることになるのである。
 また、限界試合ターン数というものが設定されていて、そこまで試合が長引いたら勝負は引き分けとなってしまう。掛け金は戻ってくるので安心だが、なにか心に引っかかるものが残る・・・。また、登場モンスターリストを見て「つまらない、次の試合が見たい」と思った時には、一度格闘場から出て、再び受付カウンターに行けばいい。新しいモンスターリストに変わっているはずだ。ちょっと面倒な気もするが、致し方ない。
 なお、この格闘場には「予想屋」というものがおり、少しのゴールドを払えば、次の試合で勝ち残ると思われるモンスターの予想をしてくれる・・・のだが、あまり当てにはならないようである。予想屋の予想が当たるかどうか、なんてことに興味がない人は、そこに行く必要はない。

 では実際に、どんなモンスターが勝ち残っていくのだろうか。ということで、戦闘をいろいろ見た結果の報告をしてみる。まず漠然としたことだが、次のような性格を持ったキャラが勝ち残っているようである。

・強力な攻撃呪文を持っている
・ずば抜けて攻撃力か高い
・ずば抜けて守備力が高い
・バシルーラを持っている
・ザキ系呪文を持っている
・2回攻撃ができる
・回復呪文を持っている

 まあ当たり前の条件が多いように思えるが、バシルーラなどを使ってくるモンスターでは、本当に一瞬で勝負が付くことだってある。こういった特徴を持つモンスターは、即買い、である。

 次に、実際に登場してくるモンスター、繰り広げられる戦いの中で面白いもの、見応えのあるもの、そして強い者を取り上げてみよう。

・エビルマージ
 こいつは、よく登場モンスターリストを見てみると「あっ、こんなところにいる」という程度にしか見えないことが多い。おそらく、その倍率がなにげに高めになっていることが多いからだろう。ご承知の通り、ヤツはマヒャドをはじめとする多彩な呪文攻撃を持っているので、かなり高い確率で勝ち残ってくれる。出てきたら、すぐ買おう。  ちなみに、アークマージの方は元々低い倍率になっているので、あまりうま味がない。勝ち残る確率が高いってことは同じなのだが。

・笑い袋
 ピョンピョン飛び回る上にホイミ、不思議な踊りと、全く戦闘とは関係ないところで動き回ってくれる迷惑なモンスターだ。そのため、ヤツが出てくると戦闘にならないことがしばしばあり、試合が流れてしまうことも多い。ヤツが登場モンスターリストに出てきたら、さっさと次の試合に送った方がいいかもしれない。

・爆弾岩
 彼も当然、格闘場に出てくる。そしてその戦闘スタイルも、全く普段のものと変わらない。HPが残り100になるくらいまではジッと様子を見て、ダメージが蓄積されてきたら、いきなりメガンテ・・・。周りのモンスターはすべて砕け散り、彼自身も息絶える。誰も勝ち残らない、賭けるだけムダな戦闘となってしまうのだ。見る分には、十分面白かったりするのだが。

・ベビーサタン
 普段、我々のパーティと戦う時にイオナズンやザラキを使ってくる彼であるが、元々彼はMPを持っていないため、これらの呪文は機能しない。そのため、「おマヌケモンスター」の烙印を押されてしまっている感があるのだが、格闘場での彼はひと味違う。なんとそれらの呪文は、MPがなくても有効になってしまうのである。当然、その威力は絶大で、彼が勝ち残ることもしばしばだ。とりあえず買ってみよう。

・ヘルコンドル
 言わずと知れたバシルーラの使い手だ。数少ないバシルーラの使い手の中でも、彼のバシルーラ使用頻度はかなり高くなっており、格闘場でもそのスタイルはまったく変わらない。戦闘が始まるや否や、バンバンと周りのモンスターを吹っ飛ばし始める。かなり強力だ。

・ミミック
 敵に回せばイヤなこと極まりないヤツも、格闘場では強い味方となってくれる。元々高いHPに、ザキ、メラミ、ラリホーなど有効な呪文が揃っているのだ。特にザキの効果は絶大であり、結果としてヤツも勝ち残ることが多い。ということで、即買いだ。

・スライムベス vs サラマンダー
 え? 焼きスライムベス これがどうしたかって・・・格闘場でも特に大したことはないスライムベスなのだが、とにかくこいつは倍率が低くなっている。逆にその相手のサラマンダーは8倍ほどと、信じられないほどの倍率となっている。戦闘が始まると・・・サラマンダーが炎を吐いておしまい・・・そして高配当が君の手に戻ってくるという何とも簡単な構造だ。格闘場の不思議現象のひとつである。

・地獄のハサミ
 何の変哲もないモンスターに思えるかもしれないが、ヤツの唱えるスクルトに問題がある。格闘場でのスクルトは、普段と同じように、モンスター側が使えばその全体の守備力が上がる。そのため、ヤツがいると闘技場にいる全てのモンスターの守備力がドンドンと上がっていき、勝負が長引く、または引き分けとなってしまうことが多くなるのだ。  また、ヤツが2匹以上になると、スクルトの合唱大会となってしまい、勝負にはならない。時間のムダだ。

・怪しい影
 これは、何が化けているか分からないモンスターだ。基本的には闘技場に登場してくるモンスターの考え方と同じで、現在のこちらのパーティのレベルに釣り合う程度の強さを持ったモンスターが化けていることが多い。ゾーマを倒すことができるレベルになっていたら、何が化けていても不思議ではないということである。  こちらのパーティのレベルが高い時にヤツが登場してきたら、迷わず賭けよう。きっと勝ち残るはずだ・・・ミステリアスな攻撃で。

・人食い箱
 こいつもミミックと同じで、味方になればかなり頼れるヤツだ。かなりの強敵に混じっていても、その高い攻撃力で勝ちを収めてしまうことも少なくない。賭けてみよう。

・メタルスライム、はぐれメタル
 普通に敵として戦うならば、こいつらほど仕留めにくいヤツはいない。しかし格闘場では話は別。逃げるというコマンドがないここでは、ヤツらもHPが少ないただのスライム属(メルトスライム属)に過ぎない。当然、あっさりと負けてしまうこのスライム君達、まあ賭けないほうがいい。

・やまたの大蛇
 こいつもごく稀ではあるが、格闘場に出てくる。そのモンスターレベルから考えても、ヤツの相手となるのは強敵ばかりとなる。そのため名勝負となることが多いので、見応えのあるモンスターと言えるだろう。もちろん、賭けてもおいしい。

・極楽鳥
 ヤツもその戦闘スタイルのまま、格闘場に出てくる。まわりは全て敵だというのに、なぜかそいつらにもベホマラーをかけてしまう。お人好しというか、おモンスター好しというか、おマヌケというか・・・。戦闘が引き分けになってしまうほどではないものの、とりあえず決着までの時間は長くなってしまう。賭けてみるのも一興か。

・踊る宝石
 笑い袋と同様、こいつもいろいろ魅せてくれる。当然、それらはまともな戦闘にはほぼ関わりのないものばかりなので、試合を引き分けにしてしまうことも少なくない。ボーっと見ていたくなるような試合になるかも・・・。

・ボストロール
 相手にするのはあまり気が進まないヤツだが、これが格闘場となると話は違ってくる。そのとてつもないHP、攻撃力を背に、ほとんどの戦闘で勝ち残ってくれるのだ(あまり出てくることはないが)。頼もしいことこの上ないので、ぜひ賭けておこう。

・クラーゴン
 3回攻撃、それがヤツの最大の武器である。その上攻撃力も高いとくれば、その攻撃能力に疑うところはない。しかし、守備力と素早さが低いので、相手によってはあっさり負けてしまうことも。ということなので、いくら強いからといっても、賭ける時には相手をよく見てからにしたい。経験上、ボストロールクラスの敵には敗れているようだ。

・ホロゴースト、魔王の影
 言わずと知れたザキ系呪文の使い手達だ。基本的にザキが通用するモンスターと一緒に出てくると、高い確率で勝ち残ってくれる。ホロゴーストはHPが低いのでやられてしまうこともあるが、魔王の影は安定している。賭けてみよう。

・サタンパピー
 HPが低い・・・しかしヤツには、2回攻撃とメラゾーマがある。瀕死の状態に追い込まれても、連続のメラゾーマ攻撃なら一気に勝負を付けることができてしまう。非常にギャンブル性の高いやつなので、賭けてみるのも面白いだろう。

・トロルキング
 HPが高いというのも強みだが、ヤツにはバシルーラがある。まわりにいるのがこれで吹っ飛ばすことのできるモンスターならば、ヤツが勝ち残るのはまず間違いない。ザキ系呪文に弱いというのが気になるが・・・賭けてみよう。

・バルログ
 こいつはザキ系呪文を多用してくる。勝ち残る確率も高いということだ。HPが低めであるのが気になるが。

・ソードイド
 攻撃呪文は使ってこない・・・しかし、その高い攻撃力と常なる2回攻撃。かなりのダメージ力を持っているのは確かだ。ダークホース?

・大魔人
 こいつも、攻撃の手段はソードイドとほぼ同じだ。ソードイドよりも高いHP・攻撃力があるので、さらに勝ち残る確率は高い。大本命のひとつだ。

・キングヒドラ
 この、ゾーマの三側近のひとつが出てくることもある。戦闘力は当然高いので、何の問題もなく勝ち残ってくれることが多い。当然ザキでも死なずバシルーラでも吹っ飛ばないので、安定性はバツグンだ。出てくること自体がかなり稀なので、見ることができただけでも幸運なことかもしれない。

・バラモスブロス
 こいつも基本的にはキングヒドラと同じだ。出てくること自体が珍しく、戦闘力はかなり高い。出てきたら、間違いなく賭けておきたい。

・バラモスゾンビ
 こいつは・・・私は数回見たことがある(曖昧な記憶だが)。凄まじい攻撃力で、相手を圧倒するその戦い方は見ているだけで爽快だ。まさに「なぎ倒す」といった印象、一度は見ておきたい。

 

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