ディープな裏話
 初代DQでは主人公は一人であった。近代RPGの双璧であるFFが4人〜のパーティー制を初代から採用していたのと異なっている。しかし、かくいうDQも2からは3人、3では4人パーティーとなった。やはりキャラの多様性と言うことから考えると、複数人のパーティーの方が戦略的にも幅が出、飽きがきにくいのであろう。物語の途中はそれでもいい。せめて最後くらいは「ロト伝説の萌芽」、DQ1へのアプローチであるDQ3の基本精神にのっとって、1人でエンディングを迎えてみたいものである。

11.会心の一撃とバイキルト

 打撃攻撃によって、そのキャラが持っている攻撃力相当よりも、高めのダメージを与える主な場合といえば、「会心の一撃が出た時」、「バイキルトで攻撃力を強化した時」であるだろう。ルカニなどを使って、攻撃対象の守備力を下げてしまうということも考えられるが、ストレートな手段ではないのでここでは考えない。
 会心の一撃は、そのキャラが持つ攻撃力の数値に近いほどのダメージを与えてしまう、まさに一撃必殺の攻撃だ。相手の守備力には関係なくダメージを与えることができるので、はぐれメタル・メタルスライムにも有効である。稀にしか出ないものの、これは極めて有効な攻撃となる。武闘家はこれをかなりの頻度で出すので、対はぐれメタル・メタルスライム戦の時は、彼が切り込み役として活躍することが考えられる。
 バイキルトをかけてやると、そのかけられた者は攻撃力が2倍になる。ダメージを与えるのに手こずってしまうような、守備力の高い敵でもこれをかけてから攻撃すると、てきめんにダメージを与えることができるようになる。ただし、よくダメージ量を見てみれば、物理的に攻撃力が2倍になるわけではなく、与えるダメージそのものが2倍になるようだ。そのため、こちらの攻撃力よりも相手の守備力が遙かに高い場合などでは、依然まともなダメージは与えることはできないということにもなる。その点で、相手を選ばずにダメージを与えてくれる「会心の一撃」とは、性格の違う攻撃力アップ方法となるだろう。
 なお、はぐれメタルに対し、打撃攻撃では普通は1しかダメージを与えられないが、バイキルトをかけてやると当然、これが2になる。どんなに攻撃力が低い者でも与えるダメージは2となるので、覚えておきたい。

・どちらが最高のダメージを生み出すのか
 ここまで見てみると、「会心の一撃」、「バイキルトで強化」というのが、それぞれ違った性格のものであることが分かっていただけたかと思う。では、どちらが最高のダメージを生み出すのだろうか。
 ここでは攻撃力(単純数値)がこのゲームの最大となるケース、つまり勇者の力が255で、王者の剣を装備した状態を考えてみる。最高のダメージを考えるということで、相手はこのゲームで最弱の部類に入るスライムにする。この状態での攻撃力は375となるのだが、会心の一撃で発生する最大のダメージはその攻撃力より少し下がったくらいであるので、350程度ということになる(曖昧な表現で恐縮だ)。バイキルトをこの勇者にかけてやると、理論上の攻撃力は750となるのだが、実際は375の攻撃力で与えることのできるダメージが2倍になる。少々ばらつきはあるものの、バイキルトがない場合でのダメージはスライムに対し、180〜220となるので、バイキルトが効くと、これが360〜440となる。つまり、絶対ダメージ数だけ見れば、バイキルトの方が高いというわけである。
 まあこのような比較論を取り上げてみたわけなのだが、実際のところ、会心の一撃はランダムに発生する特殊攻撃、バイキルトは意図的なパワーアップ手段ということで、その意味合い(存在意義)から既に違う。打撃攻撃によって高いダメージを与えたいならば、迷わずバイキルトを使う・・・普通に戦っていて、会心の一撃が出たらラッキー、といったところか。
 なお、バイキルトをかけたキャラが会心の一撃を出しても、「普通の会心の一撃」のダメージ分しかない。両者のうまみだけを利用することはできないである。うーん、残念・・・。


12.世界樹の葉を4枚取る

 死者に与えると、たちまちその者はこの世に甦り、しかも体力(HP)も完全に回復している・・・それが世界樹の葉である。ザオリクと同じ効果を発揮する、まさにスーパーアイテムのひとつだ。
 この世界樹の葉は本来、同時に一つしか所有できないのだが、あるテクニックを使えば4枚まで取ることができるようになる。その手順は次の通り。

(手順)
a.まずホビットのほこら地方に行き、世界樹の葉を手に入れる(拾う)ポイントに4人パーティで行き、1枚目を拾う。
b.拾ったらすぐに戦闘に入り、その1枚目を持ってる者をバシルーラで吹き飛ばす。
c.そうしたら、次の2枚目を拾うことができるようになるので、2枚目を拾う。
d.そうしたらまた戦闘に入って、それを持っている者をバシルーラで飛ばす。3枚目もこれと同じ。
e.最後に1人だけになった者が4枚目を拾う。
f.ルイーダの酒場に行って、元通りに仲間を集め直してみると、世界樹の葉が4枚そろっている。

 ポイントとしては、バシルーラで吹き飛ばすキャラの順番が大事になってくるだろう。とにかく3人目までは、絶対にバシルーラを唱えることができるキャラを残しておかねばならない。3人目でバシルーラを唱えるキャラ自身が、自らにこれをかけて吹っ飛んでいかねばならない。そして、最後に残るキャラは勇者ということになる。勇者は絶対にバシルーラにはかからないようになっているからだ(「勇者ロト」でも同様)。
 手順としてはちと面倒ではあるものの、実用性は極めて高いこの技。ボス戦などにこれが4枚あれば、かなり助かることになるのではないだろうか。


13.1人だけでエンディング

 ドラクエ3では、 一人で照れ笑い パーティに4人まで入れることができるようになっている。ということは、そのパーティでゾーマを倒せば、当然エンティングも4人で迎えることになるわけである。しかし、あるテクニックを使えば、1人だけで王様の前に立つことができるようになる。
 やり方は簡単だ。ラダトームの城一階の、あと一歩で王の間に上がる階段に入るというポイントで、レムオルを唱えるだけ。これを唱えたら、速やかに階段を上がってみよう。そこから自動的にエンティングへと流れていくわけだが、変化が起こるのは縦一列に並んでいるパーティが、王の前に横一列に並び替った直後のシーンだ。本来なら、並び変わった後で全員が1人ずつこちらに向きを変えるのだが、レムオルを唱えていると、この振り向く時に「振り向く者だけ」が表示されるようになり、最終的に「王の目の前にいる者」だけが、1人表示されることになる。厳密には1人ではないものの、その「1人気分」だけは味わうことができるかもしれない。
 なお、レムオルを使うポイントは厳密に決まっているので、それ以外、たとえば「あと2歩で」階段、というところでレムオルを使ってもダメなので注意しよう。せっかくのエンティングなのだから、シラけるようなマネだけは避けたい。
 「そんな小細工には意義がない!」という向きは、たった1人だけでゾーマを倒してみよう。そうしたら正真正銘、本当に1人だけで王に謁見できるのだから。

 

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