ディープな裏話
 ドラクエに限らずファミコンのソフトには必ずと言っていいほど「バグ」が存在する。それがファミコンの裏技の存在を肯定し、その数を天文学的なまでに伸ばしている元凶だ。しかし、そのバグのおかげで我々は非常にスリリングにゲームを楽しむことができているのも事実である。・・・世の中、一面のみを見て評価するのは非常に愚かであることが、このことからもよくわかる。そういう人生哲学のようなものをも育んでくれるのがファミコンなのだ。

7.重要アイテムを買おう

 このゲームにおけるアイテムというものは、お金で買うことができるもの、できないものとに分けられる。このうち、お金で買うことのできないものは重要アイテムであることが多く、それがゲームのカギを握っていることも少なくない。しかし、裏技を使えば、この重要アイテムをお金で買うことができてしまうのである。手順は次の通りだ(ラーミアが必要)。

(手順)
a.まず1人でランシールの神殿に行き、そこにいる神父と話した後、「1人で戦う勇気がある」と答えてから、くるっと振り返って、そのまま引き返す。
b.ラーミアに乗って、アリアハンに戻る(敵に遭ってはいけないため)。
c.適当に誰か1人仲間を加え、再びラーミアに乗り、バリアや毒の沼地のように、「歩き続ければ死ぬことができる」ポイントがある町など(ノアニール、テドンなど)に行き、そこで死ぬまで歩き続ける。
d.するとタイトル画面に戻るので、再び冒険の書をロードしてみると画面がバグり、何か訳の分からないことを質問されるので、それに「いいえ」と答えると勇者だけが生き返って、仲間が棺桶のままで、先ほど全滅した場所からスタートする。
e.勇者はなぜか棺桶から離れることができるので(棺桶を引きずっていかなくてもいい)、その棺桶に話しかけてみると、それが道具屋になっている。
f.買い物をする。

 この技は見たとおり「バク技」であるので、作業中に何か怪しい画面が出てくるだろうが、そんなのは気にしなくても良い。なお、その道具屋に表示されるアイテムの一覧はでたらめで、表記上の物が必ず買えるとは限らない、というより、まずまともには買えない。買うことのできるアイテムはランダムに変化し、中には買ってしまうと処分に困るような重要なアイテムもあるので、めったやたらに買うことはしたくない。中には種など、買えばすぐ活用できる物もあったりするのだが、そこは色々試してみて、何を売っているのかを見極めてからにするのが確実だろう。・・・できるのだろうか、そんなことが。


8.バシルーラが招く奇妙なキャラ

 バシルーラ・・・それは、ルーラという呪文を、半ば悪用している性格の呪文である。戦闘中にこちらのパーティから使えば痛快ではあるものの、吹き飛ばしたモンスターの経験値は得られないので、どんどん使っていこうという気にはならないだろう。逆に敵がこれを使ってきて掛ってしまうと、有無を言わさずに仲間が吹き飛ばされてしまう。その仲間がいなくなることによって戦闘のバランスが崩れるだけでなく、いちいち迎えに行かねばならなくなってしまう。またその戦闘での経験値は、バシルーラで吹き飛ばされた者にはどうあがいても入らなくなるので、戦闘から逃げる、経験値がバラつくのを受け入れるなど、精神的にもよろしくないことになってしまう。完璧主義の方なら、ヘルコンドルやトロルキングなどと出会っただけで逃げ出してしまうのではないだろうか?まあとにかく、ただ単にダメージを受ける以上にイヤな呪文、それがバシルーラなのである。
 そのバシルーラを利用(悪用)した、妙な裏技があるので紹介しておく。その内容は「奇妙なキャラを創る」ことである。その手順は次の通り。なお、かなりの危険が伴うので、必ず元の冒険の書を別のところにコピーしておくこと。これをやっておかないと、後で必ず泣くことになるので注意だ。

(手順)
a.まず、「奇妙」にしたいキャラをパーティに加え、そいつをバシルーラで吹っ飛ばす。
b.その吹っ飛ばした者はそのままルイーダの酒場に放っておき、それとは別の者がランシールへ1人で行く。
c.神父の問いかけに「はい」と言うだけ言ってくるっと振り返り、そのままアリアハンに戻る。
d.ルイーダの酒場に行き、先ほどバシルーラで吹っ飛ばしたのとは別の者を1人パーティに加え、彼を先頭にする。
e.外に出てモンスターに会い、逃げるなどして戦闘を終わらす。
f.そうしたら先頭にいた者だけの1人になるので、そのままアリアハンの町に入り、ルイーダの酒場に行って、先程パーティから消えたキャラ(バシルーラで吹っ飛ばした者ではない)を加え、元々いた者(先程の戦闘でひとりぼっちになった者)をパーティから外す。
g.そのまま1人でランシールに向かい、ランシールの村に入って、いったん地球のへその方に向かってから村に引き返し、神父に会ってからアリアハンに戻る。
h.ルイーダの酒場に行き、最初にバシルーラで吹っ飛ばしたキャラを見てみると・・・。

 簡単に言ってしまうと、キャラを化けさせてしまう裏技がこれである。この技で変化したキャラは、名前がやたら長くなり、レベルなど全てのステータスが0になってしまう。しかし、その状態でもしっかりと生きている。はて、HPも0のはずなのに・・・。現レベルが0ということは、次のレベルは1ということになってしまうが、その次のレベルまでの必要経験値が4,000,000近くと、かなり変なことになっている。そもそもそんなに経験値を稼いでも、まともに次のレベルになるかどうかなんてことは分からない。かなり怪しい状態だ。ちなみに、職業は「勇者」に・・・。ゲームの根本の原則が歪められてしまっている・・・これは大変だ。
 名前がものすごーく長くなっているので(しかも訳の分からない文字の羅列である)、これを呼ばれるときはかなりの時間を要してしまう。ルイーダの酒場でも、呼び出しがあるたびに「・・・さんを呼ぶのね?・・・さーん、・・・さんがお呼びよ!」というように会話コマンドが繰られているので、この呼び出しを完了するだけでも一苦労だ。いつもならサラッと流れるところが、この変なキャラだったら、まったく前に進んでいかない。
 前の方で「かなりの危険が伴うので」と言ったが、これは当然、まともなキャラが全くの変態キャラになってしまうことを意味する。あなたのベストパーティがこんな無茶苦茶な状態になってしまったら・・・いや、考えたくもない・・・。その途中でルイーダの酒場を経由しているので、気づかない内に冒険の書への記録も完了している。変なキャラが、しっかりとセーブされてしまっているということだ。万全を期すには、やはり冒険の書ごとのコピーが望ましい。
 ともかく残された謎は、この長い名前のペナルティーに耐え抜き、4,000,000ほどという途方もない経験値を、ろくすっぽ戦えない状態の者がいる戦闘の中で稼ぎ出した末に見えてくる、「レベル0の次は何か?」ということにある。はぐれメタルばかりを相手にしていても、これには想像を絶する苦労が伴うだろう。その先の世界を見たなら・・・またドラクエ3の味わいというものは変わってくるのかもしれない・・・。
 ・・・ということで、実際にこのレベルアップ作業を行ってみた。この生きているか死んでいるか分からないキャラに、十分な強さを持った賢者を同行させ、はぐれメタル狙いで作業。それで結果の方だが、4,000,000ほどの経験値を稼いでレベルアップさせても、パラメータは上がらなかったのだ。さらにこの次のレベルまでは9,000,000ほどいう無茶苦茶な数値が示され、案の定経験値は9,999,999でストップしてしまった。この試みは、残念ながら失敗に終わってしまったことをここに報告しておく。

 

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