無限増殖秘話
 さて、ここまで見てきたように、無限増殖はキャラのパワーアップの手段として、欠かせないものとなっている。その職業によっては、攻撃力が二倍以上になってしまうこともあり得る。HPについては、それこそ「ケタ違い」に高めることができるようになる。
 そんな無限増殖なのだが、これにはいろいろな現象が見られている。無限増殖を行う上で、知っておくとタメになるものばかり(?)なので、ちょっとここで紹介しておこう。なお、ここで用いている言葉は、基本的にこちらが勝手に決めたものばかりなので、あまり気にしないようにしていただきたい。

その他のいろいろな小話

1.吐き
 イメージ的にはちとよろしくないこの言葉。この言葉が示している意味としては、「食べた分を吐き出してしまって、パラメータが元に戻ってしまう」ということだ。具体的には上の方で書いているように、命の木の実の食べ過ぎで、HPが上がらなくなってしまったという現象を確認している。私はHPが999を越えた段階でこれを見たことはないが、もしこの吐きがHP999以上の表示不可能領域で起こってしまったら・・・リアルタイムにこれを確認する手だてはないということになってしまう。HPを増やしているとき、定期的に「現在のHP量」をチェックしていくしかないだろう。
 それから考えると、もしこの現象が「力」や「賢さ」などの、「上限が255のステータスポイント」で発生してしまっても、そのことはその場で(直に目で)確認できるので、特に心配することはないだろう。もっとも、その「上限が255のステータスポイント」において、吐きを確認したことはないのだが。
 また、上限が255のステータスポイントで、その255を振り切るほどに種を食べ続けてしまったら、そのポイントは0に逆戻りしてしまう。これらのステータスポイントを高めるときには、ちゃんとその表記上の数値を見ながら、確実に作業していくことが大切だ。

2.上限値
 無限増殖。これは言葉の意味からすると、「際限なく、アイテムを増やしていく」ということになるのだが、各種の種などを増やして得ることのできる「各キャラのパラメータポイント」には、きちんと上限値が定められている。力や素早さなど、種を食べて増やすことのできるものについては255、HPは65536となっている。MPについては、別段増やす手段が設けられていないので、その上限値は分からない。
 ちなみに、この技を使うと簡単に預かり所の預かり上限額である、255000ゴールドに達することもできる。

3.増やしてはならないもの
 無限増殖を使うと、基本的にどんなアイテムでも無限に増やすことができる。これは例えば、高い値段で売ることのできるものや、パラメータポイントを高める種などや、星降る腕輪のような、もともと数の少ない(ひとつしかない)アイテムを増やしたりするのは効果的だ。そうすることによって、価値がどんどん増大していく。
 しかし、増やすと困るものも存在する。例えば、カギの類がそうだ。これは増やすことはできるものの、実際問題、ひとつだけあれば事足りるものだ。そしてこれらのカギ類は、基本的には捨てることができない。このカギの増殖、種などの増殖の時に誤ってやってしまうことがあるのだが、最後のカギなんて、一つあれば十分である。ということで、「ひとつあれば事足りて、捨てることができないもの」は増やさない方がいい。いくら預かり所があっても、ムダなものはできるだけ作らない方がいい。

4.預かり所と無限増殖
 ものを増やす以上、それは必ずどこかに置いておかねばならない。もちろん、増やしたアイテムを仲間の誰かに持たせることができれば、それはそれでいいのだが、基本的に種などを増やすときには、とてもではないが無限増殖をしているパーティのメンバーでは持ちきれなくなるはずだ。そこで登場してくるのが預かり所、なのだが、これを何の考えもなしに、利用していればいいのだろうか。
 アイテムを預ける際に、必ず必要になるパーティと預かり所員との会話。実際に預かり所をよく利用したことがある人なら分かると思うのだが、これは結構長い。会話のやりとりが結構細かく分かれていて、ひとつのアイテムを預けたり引き出したりしているだけで、結構な時間がかかる。となれば、できるだけ時間あたりの増殖効率(?)を高めてやろうと思えば、できるだけ預かり所を利用しない方がいいことになってしまう。
 例えば、高価なアイテムを増殖して売り払って、ゴールド稼ぎをするときのことを考えてみよう。まずひとつめは、アイテムを増やすたびに預かり所に立ち寄り、アイテムを預けておいて、心ゆくまで増殖ができたあとに預かり所からアイテムを回収して、それを道具屋に売るという行程。これは確かに何も考えずに、どんどん増やしてどんどん預ければいいので楽かもしれない。しかし、この方法では、1つのアイテムあたり、預ける・引き出すという2回の預かり所行為(?)を行わねばならなくなる上に、預かり手数料まで支払わなくてはならなくなる。こりゃ非効率的だ。
 となれば、どうすればいいのだろうか、ということで、考えられるのが次の方法。無限増殖をはじめて、戦闘を終えてランシールに行った者が消えてルイーダの酒場に行ってその消えた者を仲間に入れたらすぐに、アイテムを道具屋に売り払ってしまうのだ。こうすれば、1回の増殖行為ごとにアイテムが増えていくこともなく、もちろん預かり所も利用しないので、時間もゴールドもかからない。もちろん道具屋が開いている時間帯にしか売ることはできないが、それも工夫次第でなんとかなるはずだ。こうは言ってみたものの、みんな普通はまずこちらの方法を考える、だろう。

5.ダイレクト・イート(直接食い)
 上の段で、無限増殖の際には、できれば預かり所を経由しない方が良いと述べた。そのとおり、ゴールド稼ぎの際には、直接に道具屋に行った方が良い。では、種などを増やして食べさせる場合はどうだろうか。
 この場合でも、いったん増やしたアイテムを預かり所に置いておいて、あとから種を引き出して食べれば分かりやすいような、気がする。しかし、預かり所を経由することによって、やりとりの会話のコマンドを送るのに時間が掛かるし、さらに預かり所のアイテム預かり個数には、128個という上限もある。増やして預けてを繰り返していても、いつか限界が来てしまうのだ。これでは、1回あたりの無限増殖の効率が悪くなってしまうのは明白である。
 ならばどうすればいいか、ということで考えられるのが、種などを直接その場で食べてしまう方法だ。しかし待てよ、ランシールの神殿に行ったキャラは、増殖のための戦闘が終わる度に姿が消えてしまうんじゃないのか?そしたら、種などをその場で食べても、そのパラメータ上昇の効果はちゃんと保持されるのか??などという懸念が浮かぶことになる。この懸念はまったくその通りで、増殖のための戦闘が終わる時に姿が消えてしまう(ランシールに1人で行った)キャラは、いくら種などを食べてパラメータを上げても、戦闘が終わって消える度に、元の状態に戻されてしまっている。
 となれば話は簡単、無限増殖によって強化するキャラ以外のキャラが、ランシールに行けばいいのだ。その際、アバカムを使うことのできるキャラをランシールに行かせれば、神殿の扉を開けるのに最後のカギを使わなくても済むので、一人8個という道具欄をいっぱいに使って増殖を行うことができる。そうすれば、少しでも増殖の効率は良くなるだろう。強化されるキャラは、ランシールに行ったキャラからアイテムを受け取って、その場ですぐに食べてしまえばいいのだ。食べたらすぐ城を出て戦闘、それが終わってまたルイーダの酒場に行ってランシールに行ったキャラを仲間に入れて、またアイテムを受け取って食べる・・・という行程をただ繰り返せばいい。預かり所の預かり制限数を気にすることもなし、自分が好きなだけアイテムを食べさせて、好きな時にランシールにキャラを戻らせて、無限増殖を終わらせればいい。
 一応、その行程を記しておく。

(手順)
1.まず、直接強化しない、媒体となるキャラ(道具欄いっぱいにアイテム・種を持っていくのが望ましい)が1人でランシールの神殿に行き、そこにいる神父と話した後、「1人で戦う勇気があるか?」の問いに「はい」と答えてから、くるっと振り返って、そのまま引き返す。
2.船かラーミアに乗って、アリアハンに戻る。
3.ルイーダの酒場に行き、強化したいキャラを加える。
4.先程加えたキャラに増やしたい道具を渡し、2人の順番を入れ替える。
5.町の外に出て戦闘をし、逃げるなどして戦闘を終了する。すると、後にいたキャラ(媒体キャラ)がいなくなってしまう。
6.町の中に入り、ルイーダの酒場に行ってみると、先程消えたキャラがいるので、彼を仲間に加える。
7.後ろにいるキャラ(媒体)から、増やしたアイテムをどんどん前のキャラ(強化するキャラ)に渡して、どんどん前のキャラに食べさせる。食べ尽くしたら城から出る。
8.この後5〜7を繰り返すと、どんどんパラメータを増やすことができる。終わりたい時には、再びランシールの村に行き、神父と話す。

 なお、上の方でも述べているように、パラメータの値には必ず上限値というものがあり、それを越えて食べさせたら、0に戻ってしまう。特に力や素早さなど、上限が255のものを高めるときは、ある程度の目安を付けながら作業を行っていくべきだろう。命の木の実にしても、999という表示の限界値を超える前にその上昇がストップしてしまうこともあるので、一応、確認は行いながら作業を進めたい。
 この方法でパラメータを高めていると、途中、誤って道具を自分自身に使ってしまう、捨ててしまうことがあるかもしれない。この場合、媒体となるキャラが道具(この場合では種など)を使ってしまうと、次の増殖ターン(戦闘をして、それが終わってルイーダの酒場に飛ばされたとき)には、そのキャラの増えたはずのパラメータはリセットされて、元に戻ってしまうことになる。捨ててしまえばもちろんただのムダだ。素早く作業は行うべきではあるのだが、まずは確実に道具を渡して、ムダをなくすように努めたい。

6.時間効率
 無限増殖を行うときに、やっぱり気になるのがこの時間効率というものだろう。前の方でも書いているとおり、まず無限増殖を行うときには、預かり所を使わないような作業にするのが、この時間効率という面からも望ましい。命の指輪、星降る腕輪など、パーティのみんなが持っていれば便利なようなレアアイテムを増やすような時には、アイテムをそんなに増殖させる必要もないので、預かり所を使っていくのも別に良いだろうが。
 作業に掛かるコマンドは、少しでも少ない方が良い、というのが、こういった預かり所などを経由しないなどといった手法なのだが、これに対して、通常掛かる待ち時間を、少しでも短くするというアプローチもある。例えば、町の外に出たり入ったりの移動はどうしても必要だが、最短距離を止まることなく歩くというのが一番時間が掛からない方法となる。となれば、町の中に人がいる昼間よりも夜のほうが、その通行人を避ける必要がなくなるということになり、移動はスムーズになるだろう。ラナルータなどをかける時間をどう見るかは、個人個人の考え方によるだろうが・・・。また、この増殖の行程では、必ず敵に出会って、その戦闘を終わらせるという行程が必要になるが、ここでもやはり、敵に出会うまでの時間は短ければ短いほど良い。ということで、黄金の爪をパーティの誰かが持っていれば良いだろう。媒体キャラは、増殖させるアイテムを両手いっぱいに持っているはずなので、それは強化させるキャラに、あらかじめ持たせておくと良いだろう。
 今更だがここでひとつ例として、預かり所を経由する方法と、しない方法の差について、その実際の作業効率についてレポートしておく。ここでは無限増殖によって命の木の実を増やし、HPを高める場合。預かり所を経由する方法だと、1時間あたり300、これを経由しない方法だと、1時間あたり1000にもなるのである。いらないコマンドを省くことによって、このように劇的に効率を高めることができるのだ。この状態で、さらに黄金の爪をパーティに持たせると、1100あたりになる。この100という差を大きく見るか見ないかということについては、やはり個人の志向というものはあるだろうが実際の話、1時間あたりでのこの差はかなり大きなものなのではないだろうか。
 こういう細かなところを注意していくだけで、無限増殖の効率というものは上がっていく。もちろん、センセーショナルな効果を期待するのは酷というものだが、30分も作業を続けていくと、その効果は確実に現れてくる。1000増えていたのが、効率の追求によって1100になったらそれは意味のあることではないだろうか。積み重ねを大事にしたい。

7.期待値(平均値)
 無限増殖によって得ることのできる効果。それはアイテム自体の増殖、売値の高いアイテムを増殖させて売っぱらってゴールドに変えてしまうこと、そしてパワーアップアイテムを増殖して、パラメータを高めるということに大ざっぱには分けられるだろう。このうち、前のふたつは、確実にその効果が期待できるものだ。レアアイテムを増やそうと思えば、作業工程をひとつ行う度に、確実にひとつアイテムは増えていく。ゴールド稼ぎをするにしても、アイテムが1行程で確実にひとつ増えるのならば、その売値も変わることはなく、確実にゴールドを手にすることができる。ではパワーアップアイテムの増殖の場合は、と考えると、これは確実性が保証されたものではない、ということに気づかれるはずだ。
 命の木の実を食べたら、最大HPが2〜5の範囲で上昇する。となれば、その期待値(平均値)は、(2+3+4+5)÷4=3.5ということになる。普段、ダンジョンなどで1つだけ手に入れて食べるときには、おそらくこの数値が気になってくるはず。何回もないチャンスならば、少しでも多い数値が欲しいというのが人情というものだろう。そのため、私の知人には種等を食べさせる前には必ず冒険の書を記録しておき、気に入った数値が来なければリセット、ベストの数値ばかりを拾っていくということを行う者がいたりした。ここまでする必要があるかどうかは疑問だが、何十回も種を使う機会があるのならば、少しは価値のある行動かもしれない、このリセット法。
 無限増殖を行いながら種などを食べていく場合では、一気にいくつもの種を食べ続けることになるだろう。その場合では、目の前でどんな数値が出たかが流れるように把握できるわけだが、余裕があれば、どんな数値が出ているかを見てみてもらいたい。特に命の木の実を食べさせ続ける場合には、2〜5のどの数値が出ているか、しっかり見ながら食べさせると現在のパワーアップ率を掴みやすくなるだろう。さらに余裕があるならば、その回のトータル上昇ポイントを計算してやると良い。すると「今のは少なかった」、「今のはかなり多かったな」など、単純な無限増殖の作業にも変化を付けることができるかもしれない。少なくとも、上がっていく数値を見ながら楽しむことができなければ、無限増殖という作業は苦痛以外の何者でもない。

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 ここまで見てもらったように、無限増殖によって得られる効果は計り知れないほど大きい。パーティが冒険を進めていく上で、アイテム・ゴールドを増やす、能力パラメータを高めるということは、そのゲームの攻略時間すら短縮してしまうほどの影響力を持つだろう。普通にレベルアップをする、ゴールド集めをする・・・確かにこれが正式な手段なのだろうが、それだけでは到達できない領域というものもある。そのためにはこの無限増殖を使って、パーティの能力を極限まで高める必要があるのだと私は思う。打倒ゾーマという目標を持ったならば、これは必須の事項であるのは明白だ。
 しかし・・・。この無限増殖という裏技そのものができないファミコン用カセットのロットも存在する。この可否を判断する基準としては、表面の外側の枠が、ツルツルになっているかザラザラになっているか、ということだ。ツルツルならば比較的新しいロット、ザラザラならば古いロットということで、結論だけ言えば、ザラザラのカセットのものは無限増殖が成功しない(しにくい)という情報がある。エミュレータのものは、逐次この点は確認する必要がある。いずれにせよ、もしこれから無限増殖を利用して、これまでとは違ったドラクエを楽しみたいという方は、ちょっと気を付けていただきたい。
 普通にドラクエ3をクリアした後は、無限増殖でまた別のドラクエを楽しんではいかが?

 

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