無限増殖秘話
 好きなアイテムをいくらでも複製できると言っても、中には全く増やす意味のないアイテムも存在する。そんなアイテムを増やしてしまうと、あとでなにかしらの不都合を生じることも多々あるだろう。ドラクエ3においては、例えば各種オーブや鍵などがそれだ。これらの重要アイテムは捨てることができない上に、売ることもできない。当たり前と言えば当たり前ではあるが。逆に種とか木の実系のアイテムは増やしてしかるべし、である。種を増やして基礎体力の向上を図りたいものだ。

増やすべきアイテムとは

・もう敵からゴールドを巻き上げる必要はない
 無限増殖を利用できる段階(レベル)になったら、まず「ゴールド荒稼ぎ」が一番最初に考えられると思われる。無限増殖のできる段階というと、最後のカギを入手し、かつ1人でアリアハン、ランシールを往復できるレベル、ということになる。無理をすればレベル20くらいでも行けるような感はあるのだが・・・。
 ポイントは、できるだけ売値の高い品を増殖させることだ。その時点ではゾンビキラーなどがお得な商品となるだろうか。また、黄金の爪という選択肢もあるが、敵が目障りになって増殖どころではなくなってくるかも・・・。とにかく、今まで貯めてきたゴールドはもちろん、できるならば身ぐるみを売っぱらってでも、増殖させる品を考えた方がいいだろう。どうせすぐ後で、防具などは買い戻すことができるわけだから。

・もうレベルを上げる必要はない?
 そして無限増殖を利用して行うことのできる、もうひとつの技が「ドーピング」だ。命の木の実や、各種の種を増やして食べれば、パラメータは簡単に上限値まで行ってしまうことになる。たとえレベルが1でも、パラメータだけはやたら高いキャラを作ることだってできる。もっとも、呪文だけはレベルを上げて覚えて行くしかなく、最大MPをこの技によって上げる手段はないのだが。
 ここで、増やして食べるパワーアップアイテムと無限増殖について、ちょっと考えてみよう。

1.命の木の実
 これを食べると、1個につき、最大HPが2〜5上昇する。まあとにかく、食べれば食べるほど最大HPが増えていくわけなのだが、普通のキャラでは最高水準となる500あたりのHPも、この技を使えば簡単に通過することができる。ちょっと時間をかければ、1000だって簡単に達成できる。本当に「今までのレベルアップは何だったのだ?」と思わずにはおられぬほどに簡単に上がっていく。そういえば、ゾーマの最大HPは1000ほどであるが、これくらいの数値はあくまで1つの「通過点」に過ぎないだろう。
 ちなみに画面表記上では「999」が最大となるので、これ以上にHPを増やしたとなると自分でHP値を計測するしかなくなる。その計測法としては、計測対象のキャラにパーティアタックを掛け、実ダメージ値を計算機で足していくというのが最も簡単だ。また、HPドーピングの初期のほうでは、ダメージ量を紙に記録しておいて、後で計算するというようなこともしていたのだが、HP値がとてつもないほどに高くなってくると、とてもじゃないがこんな悠長な方法は採れなくなる。計算機での作業も、キャラのHPの具合によっては10分を越えるような作業となってしまうのだ。
 最終的に私が採用した方法は「ザオラル半蘇生法」というものだ。一見難しそうだが、実はその測定方法は非常に簡単なすぐれものだ。まず、HP計測対象者をザキなどで息絶えさせる。ザキを使わず、パーティーアタックだけでHPを0にすると、それだけで時間が掛かってしまうのでザキを使おう。そして対象者をザオラルで蘇生させ、戦闘中にパーティアタックでそのHPを減らしながら計算していく。HPが999より少なくなったら、その時点でのHP合計値を出し、その数値を2倍し完了。ただこの方法だと、元々のHPが奇数だった場合、1ほど少ない数値が返ってくることになる。例えば元々のHPが「15」ならば、ザオラルで蘇生させた時点でHPが「7」になる。これを2倍しても14となり、元とは1ほどズレることになるのだ。あくまでも、参考値の計測のために用いるやり方である。
 なお、HPを命の木の実で増やすと、次回のレベルアップの時HPはほぼ上がらなくなる(普通にやれば上がるはず、の時でも)。とは言っても、ある程度の目標値を決めて一気に命の木の実を食べさせるのならば、こんなことを気にする必要はない。既にレベルアップによるパワーアップは放棄しているはずなのだから。
 また、これは私が確認したことなのだが、場合によっては食べた分だけHPが増えない、ということも起こるようだ。このことは数回試行してみたのだが、どうやら一定の数字まで増えて、その後は食べた分だけ減ってしまうようなケースがあるのである。私が見たケースでは最大HP680あたりで頂点となる場合と、これが780あたりの場合とがあった。どういう理屈がこれに絡んでいるかは分からないが、これ以外の場合では、特に低い数値で限界点を迎えたことはない。
 ドラクエ3において、最大HPの限界点は「65536」である(私が確認した限りでは)。ちょうど2の16乗の数値であり、初代ドラクエの経験値、総所有ゴールド量にも一致する。この数値にまでHPが高くなると、ひとり丸裸の状態でゾーマに対峙しても、致命的レベルのダメージになるまではかなりの時間が掛かる。ゾーマにバイキルトを掛けてやっても、常に打撃攻撃が期待できるわけでもないし、「凍てつく波動」で、自らでバイキルトの効果を取り去ってしまうので効果的ではない。はっきり言って、興ざめな状態だ。
 しかし実際問題として、このようにして最大HPを高めておかないと、勝負にならない相手も存在する。それが「こちらが1人の時、強さが増すモンスター達との戦闘」である。例えばやまたのおろち、ボストロール、バラモスなどとの戦いは、長い間攻撃の嵐に耐え抜かなければならない、というのが前提になってくる。回復魔法を使うことのできる回数というのも重要だが、まずもともとのHPが高くないと話にすらならない。スカラの連射など、打撃攻撃を無意味化する手段はあるにはあるが、これも攻撃呪文や特殊攻撃の前では無意味である。まあマホカンタや、フバーハなどという手段もあるのだが、多彩な攻撃を用いてくる敵モンスターには、決定的なダメージ減要素とならないだろう。
 「一人旅」というドラクエの原点に還るためには、このHPの増殖が必須条件となるように思われるのだが、どうだろうか。パーティキャラ全てのHPを高めてゾーマと遊んでみよう。きっと楽しい・・・はずだ。

2.力の種
 これによって力が上がることになるのだが、こちらのパラメータの上限はご存じの通り、255となっている。一度無限増殖を始めてこの力を上げかけたのならば、一気に255にしてやるといいだろう。そんなに時間は掛からないはずだ。
 力を上げてやれば、どんなにひ弱な者でも最大レベルまで攻撃力を高めることができるようになる。魔法使いの力が255になれば、マホトーンに掛かってしまった後でも打撃攻撃という手段が残ることになる。僧侶にしても、それまではパーティの補助的な打撃攻撃をしていたと思われるが、ここまで力が高くなると完全に主力として戦える。まあ遊び人の力を上げても、ちゃんと攻撃をしてくれないので無意味かもしれないが。
 力が255になる、ということがもっとも生かされてくる職業といえば、やはり戦士、勇者だろう。高い攻撃力を持つ武器を装備できる彼らは、力を極限まで高めることによって、究極的なダメージを敵に与えることができるようになる。特に、勇者が王者の剣を持った状態ならば攻撃力は375にもなり、大抵の敵モンスターにはほぼギガデインと同じくらいのダメージを与えることができるようになる。戦士でも雷神の剣等を装備すると・・・。一方、放っておいてもレベルの上昇と共に力も高くなっていく武闘家にとって、この技の恩恵にあずかることはあまりないと思われる。それに「他の職業の者よりも高い力によって、装備できる武器の攻撃力の低さを補っている」武闘家、力で戦士や勇者と並ばれてしまったならば、彼らにはどうしても武器の面で勝てなくなってくる。武闘家は、その最強の武器である黄金の爪を装備したとしても、攻撃力は310までにしかならない。
 さて、この「力が255になる」ことによってもっとも生きてくる武器となると、これは王者の剣ではない。隼の剣である。これは「裏話」のコーナーでも取り上げている。この隼の剣は装備すると2回攻撃ができるようになる。あまりにも単純な計算で恐縮なのだが、単純にこの場合における、王者の剣と隼の剣を装備したときの攻撃力を比較してみよう。

 王者の剣・・・255+120=375
 隼の剣・・・・・(255+5)×2=520

 もちろん、この計算のとおりにダメージ量が決定されるわけではないのだが、ある程度の目安にはなる。しかもその上、敵のHPによっては一気に2匹のモンスターを倒すことができるようになるかもしれない。これはかなり有用なものだ。
 まあつまり、この「2回攻撃ができる」という特性によって、その「高い力の威力」も2倍になって返ってくるのである。装備するキャラの力が低い時には、あまり意味のない武器である隼の剣だが、力をこの無限増殖によって高めたときには非常に優れた武器となる。装備できる職業には是非とも装備させたい。

3.素早さの種
 これを食べると素早さが上がる。これもパラメータの上限は255となっているので、HPのように好き勝手に上げることはできない。また力と同様に、一度パラメータを上げ始めたら一気に255にしてしまうのがいい。
 素早さによって決まることと言えば、まず戦闘時の攻撃順序である。当然素早ければ素早いほど、早い順番で攻撃できるようになるのだが、これはあまり厳密なものではないみたいだ。例えば、敵モンスターの中では最速の部類となるはぐれメタルであるが、ヤツの素早さは150である。しかし、実際にヤツと戦ってみると分かるが、こちらの素早さが255になっていたとしても、確実にヤツの先手を取ることができるとは限らない。敵モンスターに関しては、この素早さという概念が少し歪められているだけのかもしれないが。
 そして、もう一つ決まるものが守備力であり、素早さの半分がこれに加わることとなる。となると、素早さが高ければ高いほど守備力も高くなる。武闘家がほとんど何も装備していなくても守備力が高くなっているのは、このためだ。
 こう考えると、この素早さのドーピングによってまたまた武闘家の存在意義が薄くなってしまう。武闘家の職業特性である素早さだが、戦士や勇者などでも簡単に素早さが255になってしまったら、パラメータ上では彼らと武闘家との差はなくなる。となると、あとは装備できるものにかかってくるわけであるが、勇者や戦士がこのゲームでの最強クラスの防具類を装備できるのに対し、武闘家の装備は貧弱である。攻撃力でも守備力でも中途半端な存在になってしまう武闘家。・・・いや、この無限増殖という技が、戦士や勇者の戦闘能力を極限まで高めてしまう、と言うのが適当か。
 ちなみに「星降る腕輪」という、素早さを2倍にしてしまうアイテムがあるが、元から素早さが255あるのならばこれを装備する必要はなくなる。逆に言えば、素早さを255にすることによって星降る腕輪を外すことができ、道具欄に余裕が出てくるということだ。気にする向きには、覚えておいていただきたい事項だ。

4.賢さの種
 これを食べると賢さが上がる。やはりパラメータの上限値は255なので、これ以上にすることはできない。
 この賢さが上がることによって得られるものと言えば・・・無きに等しい、のではないだろうか。元々賢さはレベルアップの時に上がって、それとともに最大MPが上がっていくという性格のものだ。なので、レベルアップと関係のないところでこの賢さを上げても、しょうがないことと思われる。まだ成長期にあるキャラの賢さを上げれば、MPが上がらなくなってしまうという事態にもなる。少なくとも、そんな無駄なことだけはしたくない。
 まあ完全に最大MPが上がらなくなってしまったら、この賢さの種を増殖させて食べさせてやればいいだろう。「表記上の」賢さは高い数値となって、見た目は良くなるはずだ。とりあえず、直接の効果が期待できる力の種、素早さの種などとは違って、あまり役に立たないのがこの賢さの種だろう。
 ただ、賢さの種を増やさねばならなくなる局面が、実はある。英才教育という、究極まで高いMPを持ったキャラを育成するときに用いる技の中で、この賢さの種の無限増殖は絶対に必要になってくるのだ。その詳細はまた別の項で紹介することにする。

5.ラックの種
 ラック。運である。これを食べると、運の良さが上がることになるが、その上限値はやはり255だ。
 ちまたではいろいろな分析論が展開されているようだが、この運の良さが上がることによって得られるメリットはいったい何なのだろうか。戦闘時に、運の良さが高い者がいれば戦闘から逃げやすくなるとか、ラリホーなどにかかりにくくなるとか・・・。いずれも眉唾な話であり、信憑性に乏しい。
 それでも、賢さの種とは違いこのラックの種は、最大MPの上昇を阻害するというようなことがないので、いつでも安心して食べさせることができる。好きなときに増殖させて、好きなときに表示値をアップさせればいいだろう。結局のところ、それ以上のメリットはないのだが。

6.スタミナの種
 これを食べると体力がアップする。パラメータの上限値はやはり、255となっている。
 これも賢さの種と同様、「普通に食べる分には」全くメリットがない。まだ成長期にスタミナを上げてしまうと、HPが上がらなくなってしまうので注意が必要だ。先ほどの「最大MP」の方でも説明したが、「英才教育」によってHPを最大限に研ぎ澄まそうと思えば、このスタミナの種の無限増殖が必要になってくる。まあこのことは、英才教育のページで説明することにしよう。
 しかし、最大MPを増やすことのできるアイテムがないのに対し、最大HPは命の木の実を食べれば上げることができる。となると、このスタミナの種の無限増殖というものには、あまり意味がないのかもしれない。

 

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