英才教育とは?
 あなたのカートリッジで無限増殖はできるだろうか。できないようならばこの英才教育のコンテンツはまさに必見と言えよう。キャラを種によって強化できないなら、レベルアップによってより大幅にパラメータをアップさせるしかない。この英才教育に特別なものは全く必要ない。必要なのはきっちり動作するリセットボタンと、あなたの根気だけである。後は精神力と「おきのどくですが、ぼうけんのしょ1はきえました。」というメッセージとの闘いである。

英才教育とは?

 このゲームで言う「英才教育」とはどんなことなのかというと、
HPとMPに重点を置いた英才教育
少し見劣り 少し優れてる
「自分の思い通りの強さをもったキャラを創ること」となる。しかしこのことだけなら、無限増殖を使ってパラメータを高めてやれば達成できることなので、ここではその意味をもっと限定することにする。それを「レベルアップによって」、「自分の思い通りの強さをもったキャラを創ること」としよう。

 だが、レベルアップによるだけならば、無限増殖を利用した「種食わせ」のように、劇的にパラメータを上げることはできない。ここでもう一度「英才教育」という言葉の意味に立ち戻ってみると、これは「長い時間をかけ、ゆっくりと育てていく」という含みがあることに気づかれるだろう。無限増殖によるパワーアップは「教育」ではなく、「ドーピング」なのであり、レベルアップとともに能力が高くなっていく「成長」ということとは根本的に性質が違うのだ。

 ロールプレイングゲームをしたことがある人ならば、そのほぼ全ての人がキャラクターなどのレベルアップ作業、通称「レベル上げ」を行ったことがあるだろう。ということで、みんな英才教育という作業をやっているのかというとそうではない。ここで我々の言う英才教育とは、「レベルアップ時に自分の好みに合わせて、成長パラメータを選んでいくこと」なのである。例えばあるキャラのHPを高めたい場合は、レベルアップの時に最大HPの上昇値を見張っておき、自分が納得できる数値が来るまでレベルアップをやり直す、ということになる。具体的な方法としては、あと一回の戦闘でレベルが上がるというところで冒険の書に記録しておき、自分が納得行くレベルアップができるまで、ゲーム機をリセットし続けるという作業になる。

 これは一見地味ではあるが、確実に効果のあるものだ。レベル1→2へのアップ、つまり最初のレベルアップの時から行うことができ、手間さえかければ確実に、何も手をかけないレベルアップよりは高いパラメータを持ったキャラを創ることができる。そして普通にレベルアップさせたキャラでは、どこに個性が出てくるかは偶然に依るところでしかないが、この英才教育を行うと、自分の思い通りの個性を持ったキャラを創ることができる。無限増殖によるパワーアップは確かに劇的で効果は高いが、少なくともいずれかのキャラがランシールに1人で行くことのできるレベルになっておく必要がある。英才教育に比べると、ちと壁が高めと言わざるを得ない。


どんなキャラを創るのか

 さて、ではこの英才教育によって、どんなキャラを創ればいいのだろうか・・・と言われれば、答えは実に簡単だ。その時と場合と自分の好みによって、最も強いキャラになるようにすればいい。例えば勇者の場合だと、特徴の一つである高い最大HPをより高める方向に持っていってもいいし、パーティ内のキャラの関係(魔法使いがいない等)で呪文を使う機会が多くなるのならば、最大MPを高める方向にすればいい。その他素早さ、ちからを各キャラの性格や状況を確認した上で高めていけばいいだろう。

 ただ、これらの強化点は、同時に全てのパラメータを高めることも可能となる。例えば、最大HPと最大MPを同時に高い水準を追求していくこともできるのだ。極端な話、全てのパラメータを自分なりにレベルアップさせていくこともできないわけではない。

 ただし、ドラクエをし尽くしている方には話すまでもないことだろうが、レベルアップ時のパラメータ上昇量は、思ったような値がなかなか来ないのが現実である。「おいおい、素早さは上がってくれないのかよ」とか、「最大HP、もう少し上がってほしいなぁ」などというのは、レベルアップの時よくそのアップする数値を見ている人には周知のことだろう。そんな現実がある中、本当にあれもこれもといったようなパラメータをレベルアップの時に得ることができるものだろうか・・・と言えば、これは私の経験上かなり厳しい。私も英才教育を始めた頃、単純に「全てのパラメータを良くしていくことができれば最高なのでは?」などと思っていたが、これはとんでもない話だということにすぐ気付かされた。それどころかこの英才教育を突き詰めていけば、自分が狙った、たった一つのパラメータさえまともに上がってくれなくなることがわかった。時間が有り余っている人ならば、一度「全てのパラメータに気を配った英才教育」に挑戦してもらいたいところだが、私もこれに玉砕している手前、「やめといた方が賢明です」というふうに進言しておく。

 最初から無限増殖をする気がない方(もしくは、カートリッジの関係でできない方)は、自分が目指すキャラの方向性をよく考えた上で、確実に狙ったパラメータだけを上げていく必要がある。例えば勇者ならば、最大HP、最大MP、力あたりから、多くても(欲張っても)この二つくらいに狙いを定めて、その数値を見定めながらレベルアップ→リセット・・・を繰り返せばいい。そもそも、無限増殖をすることができないレベルの間は、この方法によってベターとなる点を探っていくしかない。

 しかし、あとで無限増殖を行ってキャラを強化する、という前提があるのならば、英才教育によって強化すべき点はただ一つ。それは最大MP、である。


無限増殖でも強化できない点

 ドラクエ3では、
英才教育の行き着く先
激しく見劣り 優れてる
各種のパワーアップアイテム(命の木の実、種類→たねるい)が用意されている。これらによって、「最大HP」、「力」、「素早さ」、「賢さ」、「運の良さ」、「体力」は高めることができる。最大HPは画面表記上、999までしか表示されないが、実際の数値はこの999を超えた後でも高くなっていっている(実際には999と表記される)。力などの各パラメータも職業に関わりなく、全て255までにはすることができる。ただし、こちらは255が上限で、これを越えると表記上も実効値も数値は0に戻ってしまう。つまり無限増殖さえ使えば、パラメータの上では簡単に最高のポイントをキャラを創ることができるのだ。戦士でも素早さを255にすることができるし、魔法使いでも力を255にすることができる。なので、これらのパラメータは無限増殖に任せておけばいいのである。むしろ、これらのパラメータを英才教育によって必死に高めてやっても、あまり、いや全く意味のないことである。

 問題は最大MPだ。ドラクエ4には「不思議な木の実」などという、最大MPを高めるアイテムが存在するが、この3には存在しない。しかし、この最大MPというのは最大HPと並んで、冒険の進捗に即関わってくる、大変重要なパラメータだ。ダンジョンなどでMPが底を尽きて、命からがら逃げ延びてきたなとどというのは、ロールプレイングゲームをやったことがある人なら一度は経験のあることだろう。ドラクエ3ではマホトラなど敵からMPを奪う手段も用意されているが、これらを有効に利用してもMPの補充を行っていくことはかなり難しい。使用呪文の消費MPが大きくなってくる終盤では、とてもマホトラ程度ではMPを賄いきれなくなる。となれば、最初からありったけのMPを手中にして冒険を進めていくのが賢明な手段と言えるだろう。

 

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